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大磯・二宮・中井 文化

公開日:2023.07.21

中井町
伝えて残す 地元の歴史
半分形歴史勉強会

  • 画面の前で開設する関谷会長

 中井町の半分形自治会館で7月8日、第61回半分形歴史勉強会が開催された。地元の歴史を伝えていくことを目的に町民によって開催されているもので、回ごとに異なるテーマが設定され、当日は「曽我兄弟の仇討ち」の黒幕を推察。10人が参加した。中井町半分形歴史研究会(関谷満会長)主催。

 同会は、山形県鶴岡市の龍雲院の大日如来坐像が、1193年に曽我兄弟の仇討ち相手の工藤祐経の弟・祐茂によって半分形の大日堂から盗まれたものだと2011年に発覚したことを機に、地元の歴史を知ってもらおうと発足。山形に出向き、工藤一族の末裔と交流した町民有志によって活動が続けられている。

 当日は関谷会長が講師となり、仇討ち当時の鎌倉幕府の状況や武士たちを束ねるにあたって生じていた幕府にとっての懸念事項などをおさらい。源頼朝・北条時政が手引きした説など黒幕について推理した。

 関谷会長は山形県で大日如来坐像が見つかったことを挙げ「820年の時を経て明らかになることもある。今はわからないことでも、追いかけていたらいつか謎が解けるかも。今後も勉強会を続けます」とロマンたっぷりに締めくくった。

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