梅雨明けを迎えて連日晴天が続く中、大磯・二宮・中井町を管轄する各消防本部では熱中症への対策を呼びかけている。
7月18日時点の熱中症による救急搬送者数は大磯町が5人(昨年同時期は10人)、二宮町が5人(同4人)、中井町が1人(同5人)で、大磯町と中井町では昨年より減少傾向。3町を合計した11人の内訳は、男性7人・女性4人、世代別では65歳以上の高齢者が半数を超えた。症状の程度別では重症2人、中等症3人、軽症6人で死者は出ていない。
発生事例としては、室内で冷房を使用しておらず高温になっていたケースや、冷房を使用していたが水分を摂取していなかったものがあった。
年齢に合った対策を
中井町を含む2市5町を管轄する小田原消防本部では「高齢者は加齢による暑さやのどの渇きの感覚が鈍くなったり、暑さに対する体の調節機能が低下し循環器系への負担が大きくなる」ことを指摘し、「暑いときは無理をせずエアコンの使用を」と呼びかけた。
大磯町消防本部は熱中症の予防策として「ややきつい」と感じる程度の運動を毎日30分ほど行う、暑さに備えた体づくりやバランスのよい食事をとることなどを挙げた。二宮町消防本部は体温調節機能が未熟な子どもへの注意として、「周囲の大人が観察し、こまめな水分・塩分補給や適度な休憩を促してあげることが大切」と話した。
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