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公開日:2023.08.04

大磯在住中西さん
自転車競技で全国へ
北海道で8月5日から

  • 相棒の自転車とともに大会に挑む中西さん

 大磯町国府本郷在住で旭丘高校2年生の中西柊策さん(16)が、8月5日から北海道函館市で開催されるインターハイ自転車競技大会の男子個人ロードレースに出場する。中西さんは「知らないまちを走るのは楽しみでもあり、不安でもあります。優勝を狙ってがんばりたい」と意気込む。

 中西さんは同校で自転車競技の同好会として活動中。週2日ほど、校外の自転車チームの仲間と一緒に箱根や熱海を走り練習している。

 競技を始めたきっかけは、国府中学校2年生の頃に偶然テレビで観た「ツール・ド・フランス」。集団から抜け出す「アタック」の瞬間を目の当たりにし、「かっこいい」と興味を持った。初心者用のロードバイクに乗るようになり、修理のために立ち寄った自転車店で競技チーム「ナミビアプロジェクトサイクリングチーム」を知り、入会。プロも含む大人たちと走った経験が、競技のおもしろさを教えてくれたという。

 全国でも屈指の「体重の軽さ」は、パワー、スピードの面では弱点となるが、体重が軽い方が有利とされる登りを得意とし、レース展開を読んで一瞬の隙を逃さずにアタックをかける中西さんにとっては強みにもなる。「トップスピードに至るまで、軽い分パワーがなく、早い選手に比べると2・3秒遅れてしまう。その分、先攻して逃げ切らないといけない」と中西さん。相棒の自転車には、どこで現れるかわからない一瞬の勝機を逃さないよう、コーナーや登り坂、平坦なコースでも滑らずしっかりとグリップできるタイヤを選んでいる。

 中西さんは、「自転車競技はまだ日本ではあまり知られていない。将来はイタリアやフランスの海外チームでプロとして活躍したい」と目を輝かせる。インターハイの後には、神奈川県選抜として九州の大会にも出場予定。「同学年の強い選手たちと走れる機会。思い切り力を出し切ります」と話していた。

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