大磯・二宮・中井 社会
公開日:2023.12.15
遊んで学んで絆深める
一色小と山西小児童が交流
二宮町立一色小学校と山西小学校に通う1年生の児童らが交流を深める「小小なかよしプロジェクト」が11月28日、一色小学校で行われた。主催は町教育委員会。
同プロジェクトは、今年4月から施設分離型小中一貫教育が始まり、二宮町内の小中学校5校が「にのみや学園」となったことに合わせ、他校の児童同士が交流できる機会を増やすために企画されたもの。
当日は一色小1年児童約30人と、山西小1年児童約40人が参加。一色小の4〜6年生も案内やサポートに参加し、山西小児童を出迎えたほか、ボランティアの「一色スマイルネットサポーター」らも支援にあたった。
外遊びから中遊びまで
最初に体育館で一色小の児童が同小の学校を模造紙を用いて紹介。その後両校の児童らは5、6人のグループに分かれて自己紹介し、校庭で鬼ごっこをして遊んだり、敷地内の里山「友情の山」で遊んだりして、交流を深めた。児童が自由に遊ぶことのできる教室「スマイルルーム」では折り紙あそびなども行われた。児童らは「緊張した」、「楽しかった」など感想を話した。
「中一ギャップ」解消にも
小中一貫教育開始に向け、町教育委員会は2022年度に町内全校の小学5、6年生、中学1年生にアンケートを行った。
「中学進学に向けて不安なこと」について小学5、6年生に問うと、勉強面を挙げる声が多かったほか、「新しい人間関係や環境になじめるか不安」という声も上がったという。また、中学1年生に「小学校のうちにやっておきたかったこと」として「他校の同学年との交流がしたかった」との回答があった。
一色小は進学先が西中、二宮中に分かれてしまうため、人間関係の変化もある。「今回の交流のように進学前に他校の児童と顔見知りになることで、そのハードルを下げることができれば」と教育委員会職員。
小学校を卒業して中学校へ進学した際、新しい環境や生活スタイルなどになじめず、授業についていけなくなったり、不登校やいじめが起こったりする「中一ギャップ」現象の解消に貢献するねらいもあるという。「様子を見ながらどのように交流を進めるのがよいか、考えていきたい」と教育委員会職員は話した。
一色小学校の中西美保校長は「想像以上に子どもたちがなじむのが早い」と感想を話した。
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