芸術に彩られる「丹沢の街」
大磯のギャラリーも参加
5月1日
地域住民を対象に、生涯学習講座などを企画する一色小学校区元気なコミュニティ協議会(広上正市会長)が10月7日から12月9日までの間に、4回にわたって人口減少社会を考える連続講座「どうする二宮・大磯」を二宮町町民センターで開催した。村田邦子二宮町長、池田東一郎大磯町長らが登壇。延べ150人が参加した。
第1弾(10月7日)は、元県住宅供給公社理事長で神奈川県政策顧問の猪股篤雄さんが講師に。「二宮への提案 長寿の町からアンチエイジングの町へ」と題し、二宮町で盛んな音楽や運動といった地域活動のほか、地元の魚や野菜を中心にした食生活により「高齢化率は高いけれど要支援要介護率が低い、健康寿命が長い『長寿の町』を二宮は目指せる」と提案した。
2町の首長も登壇
2弾(11月4日)には二宮町の村田町長が、3弾(11月18日)には大磯の池田町長が登場。
村田町長は「スクラップ&ビルドだけじゃない パワーアップ、バージョンアップする二宮」をテーマに、公共施設の新設、統廃合と並行して進めている新庁舎、ラディアン周辺の開発のほか、子育て施策などを紹介。
池田町長は「大磯をもっと前へ」と題して、小学生の給食費無償化や18歳までの医療費無償化、公園整備等、人口減少対策を最大目標に掲げてきた池田町政の方針とポイントを説明した。
最終回(12月9日)には元県住宅供給公社専務理事の蔀健夫さんが「めざせ!里山タウン 海ちかタウン」をテーマに、大磯、二宮の人々の暮らしを縄文時代にまでさかのぼって解説。地形や歴史の観点から、地域の特徴を紐解いた。蔀さんは「働くために住むベッドタウンから、暮らしを楽しみながら働く里山タウン、海ちかタウンとしての大磯、二宮に期待する」と締めくくった。
4回の講座を終えた広上会長は「人口減少はじわじわと進むため、なかなか気づけないまちの課題。みんなでいかに住みやすく魅力あるまちにできるかを考えるきっかけを作れたと思う」と振り返った。
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