大磯町と二宮町、中井町が、2024年度当初予算案をそれぞれ発表した。大磯町は2月13日から開会している町議会3月定例会で審議。二宮町は22日から、中井町は3月5日から開会する定例会に当初予算案を提出する。(2月20日起稿)
大磯町
一般会計の総額は、新庁舎整備事業(約4億6500万円)や25年度全面開園に向けた明治記念大磯邸園整備事業(約1億9600万円)などにより、対前年度比9億9600万円増の116億1100万円。過去最大の予算規模となる。
大磯町は24年度当初予算について、「町民まんなか元年」と題し新事業を展開。教育環境の整備として地元スポーツクラブと連携し、登録した教員を指導者として派遣する「大磯式部活動」(約910万円)や、「聞こえづらい」防災無線の改善(約1900万円)などを予定している。
そのほか、大磯駅前広場整備事業(約1300万円)や、観光案内所建替事業(約5600万円)、花火など賑わい創出のための事業費として大磯らしい潤いづくり事業交付金(約1800万円)なども編成された。
二宮町
当初予算は、災害に備えた環境整備としての役場新庁舎整備や消防庁舎大規模改修事業、こどもまんなか社会の実現に向けた支援の充実などを含む、対前年度比6億2601万円増の約178億3046万円を計上。
「誰もが安心して暮らせるまちづくり」を打ち出した。24年度に基本設計に進む役場新庁舎の整備、消防庁舎大規模改修など、災害に備えた環境整備に約5億3074万円を投じるほか、自分らしくいつまでも暮らせるまちづくり(約3495万円)として、ごみ出しが困難な高齢者等への戸別収集やタクシーを活用した高齢者移動支援施策の拡充等を行う。その他、DX推進に伴うデジタル人材の育成、子どもたち一人一人の教育ニーズに対応する通級指導教室の拡充、保護者への性教育の研修を通じた、いのちの安全教育などを新事業として盛り込んだ。
中井町
特別会計を含む総額は78億7558万円(対前年度比1億7504万円)で、過去最大の予算規模。一般会計は活力、快適、安心の3つの軸で、45億4380万円を計上する。新規事業として第七次中井町総合計画策定事業(1870万円)、農村環境改善センターの建替えに向けた生涯学習施設建設事業(1697万円)、中井町スポーツ協会から人材を派遣する部活動指導員の創設と地域移行(193万円)などに取り組む。
継続事業としてインター周辺の土地利用の推進(1億7520万円)、拡充事業として野球場のスコアボードのLED化等を含む中井中央公園拠点整備(2億5325万円)などが盛り込まれている。
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