大磯中学校で2月27日、 ピンク色のシャツや小物を身に着けることで「いじめ反対」の意思表示を行う「磯中ピンクシャツデー2024」が開催された。昨年に引き続き2回目。
同校生徒会の生活委員の活動の一つ。当日は委員がピンクシャツデーの取り組みについて説明したほか、いじめ防止のために必要だと思うことを生徒らが記入した「ピンクシャツカード」を校内に貼り出した。
3年生で、生活委員長の精進未来翔さん(15)は、昨年のピンクシャツデー初開催の時から、生徒会のメンバーとして関わってきた。「もともと卓球部に入っていたけれど、部活だけだと全校生徒との接点は持ちづらい。つながりを求めて生徒会に入りました」と精進さん。「いじめは目に見えないもの。生徒みんなで同じ問題意識を持って、人を思いやる大切さについて考えられる日になればいい」と話していた。
ピンクシャツカードは、あらかじめ無記名で書いてもらい回収したものを、当日ランダムに生徒に配布し、一人一人が貼り出した。カードには、いじめ防止のアクションとして「自分がされて嫌なことはしない」「相手のことを考えて行動しよう」「いじめの意味がないことに気づく」「大人になる」などの言葉がつづられた。
同校の生徒指導主任で、ピンクシャツデーを担当する石倉光博教諭は、「自分以外の誰かが書いた内容を見ながら貼ることで、『いじめは許されないんだ』という意識を高めてほしい。いじめが起こらない環境を作ること、いじめの未然防止が大きな目的です」と話していた。
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