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二宮湘南オリーブ 東海大生がロゴ考案 地域団体商標に内定

文化

公開:2024年3月29日

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ロゴを考案した井上さん(左)と村田町長
ロゴを考案した井上さん(左)と村田町長

 二宮町は3月21日、同町や二宮町商工会、近隣市町が連携して周知活動を続けている「湘南オリーブオイル」「湘南オリーブ」のロゴマークを発表した。ロゴマークは東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程の井上愛未さん(3年生・小田原市在住)が考案したもの。「湘南オリーブオイル」は3月18日、特許庁の地域団体商標に登録内定した。

 二宮でのオリーブの栽培は2004年、株式会社ユニバーサル農場(二宮町百合が丘)の浜田治郎さんが、地元の新たな農産物を求めてスタート。年々生産数を増やし、11年に「湘南オリーブオイル」として商品化。16年には生産や加工を担う5事業者のほか二宮町商工会、二宮町、中井町を含む近隣の1市4町などで構成される湘南オリーブ振興協議会が発足した。

 二宮町商工会が申請団体として出願した地域団体商標の取得と合わせ、同協議会はロゴマーク2種の制作を東海大学に依頼した。オイルの方は明度を抑えた黄色と、深みのある青で高級感と湘南の海を表現。オリーブの方は若々しい緑を使い、年齢問わず誰もが手に取りやすいよう意識したという。二宮高校出身の井上さんは「校舎の最上階から海と町並みが一望できる景色は印象に残っている」と話し、「幅広い世代に手に取って欲しい」とはにかんだ。二宮町の村田邦子町長は「町内から全国にはばたく商品になると思う」と話していた。

 同商工会の成川一事務局長は商標内定を受け「ほっとした。商標の活用をしっかりとやっていきたい」と話した。

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