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二宮町 地域経済「農」で盛り上げ 上映会通じ、町民つながる

文化

公開:2024年4月19日

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イベント後に行われた「ファーム トゥ テーブル」の様子(田原健斗さん撮影)
イベント後に行われた「ファーム トゥ テーブル」の様子(田原健斗さん撮影)

 二宮町を中心とした西湘地区を舞台に、「農」から地域経済を盛り上げたいと活動する人たちがいる。3月16日に生涯学習センターラディアンで、地産地消を提唱し、「オーガニックの母」として知られるアリス・ウォータースのドキュメンタリー映画を上映した「WE ARE WHAT WE EAT in ninomiya上映会実行委員会」の田中香織さんは、「上映会などの開催で終わりにせず、イベントを通してできた縁を、農家の販路確保や新規就農の支援につなげたい」と話す。

 上映会開催のきっかけは、田中さんがアリスの映画制作のためのクラウドファンディングに参加したこと。4月から新規就農したにのみやみんなにやさしいごはんプロジェクトの森山智美さんや、農業と旅行を掛け合わせた「農泊」事業を展開する阿部正美さん、フルサワ印刷(株)の真下美紀さんなど、農業やまちづくりに関心の高い町民ら8人で実行委員会を結成し、リターンとして得た上映権を活用した。

 上映会来場者は、実行委員で「100人来たらいいよね」と話していた人数を大幅に超える450人。子育て世代だけでなく、町内の環境保全団体や農業従事者など幅広い世代が集まった。

 西湘地区の農家や飲食店、販売店の代表らが登壇したクロストークや、みらいはらっぱで開催した地元野菜を使った食事会「ファーム・トゥ・テーブル」では多くの交流も生まれたという。田中さんは「マルシェ主催者と農家がつながり、新たな販路が生まれる場面もあった。SNSではなくリアルなつながりを感じられた。農業で地域経済を回していければうれしい」と話した。

地元野菜をふんだんに使い調理されたケータリング(田原健斗さん撮影)
地元野菜をふんだんに使い調理されたケータリング(田原健斗さん撮影)

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