神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

大磯中学校 絵本で地元の魅力発信 生徒有志が図書館に寄贈

教育

公開:2024年4月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
絵本を作った生徒たち
絵本を作った生徒たち

 大磯中学校の2年生有志22人が、大磯の魅力を子どもたちに伝えるための絵本を大磯町内の図書館や小学校にこのほど寄贈した。制作は総合的な学習の時間を使って行われ、漫画やイラストなどさまざまなスタイルで大磯の自然や文化を伝えている。

 「地域を題材にした大磯の魅力発見・発信」をテーマに、有志メンバーが1年生だった昨年9月、グループ学習をスタート。町内在住の絵本作家・水野はるみさんがワークショップを行い絵本作りを指導するなど、作品ごとにグループを組み、選んだ題材の表現方法を検討してきた。

 「磯遊びが好き」という吉田瑞希さんは『やってみよう!いそあそび』と題した作品で、「魅力を伝えたい」と磯を覗き込んだ様子を水彩で描いた。「このかいそうは何かな?」「わかめにかくれたウミウシを、見つけられたかな?」と文字を重ね、小さい子でも楽しめるよう工夫した。

 南浦瑳和(さわ)さんは、大磯の海で暮らす仲の良いカニと魚のコンビ『うおべえ冒険記』を漫画で表現。ヒラメやコウイカ、ウツボなど、さまざまな海の生き物を登場させ、「調べてみようと思ってもらえたらうれしい」と、生き物への関心を持つきっかけを散りばめた。

 やわらかな色彩とタッチで大磯の山や海などの自然を表現した『おおいそはしぜんがいっぱい』を制作した城田彩羽さん、鈴木穂乃佳さんは、「紙に印刷したときに色味を再現するのに苦労した」と話す。こだわりを感じられるのは、3色のグラデーションで表現されたアオバトの翼だ。鈴木さんは「5歳くらいの子でもわかるようにしたかった。色がきれいという感想でもうれしい」と話していた。

 国語科の教諭で、授業を担当した野崎悠治教諭は、「絵本は人と人とをつなぎ、魅力を伝えるツールになると伝えたかった。グループになって一つの作品を作る大変さを経験できたのでは」と話していた。

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

アンジェが全国3位

二宮町ダンススタジオ

アンジェが全国3位

コンクールに落語で挑戦

4月26日

「盲導犬すごい」の先へ

二宮在住板嶌さん

「盲導犬すごい」の先へ

共生社会 考える機会に

4月26日

絵本で地元の魅力発信

大磯中学校

絵本で地元の魅力発信

生徒有志が図書館に寄贈

4月19日

新名物に「高麗キムチ」

大磯町

新名物に「高麗キムチ」

地名から縁広げ商品化

4月19日

大磯在住 勝倉さん世界V

障害者プロサーファー

大磯在住 勝倉さん世界V

グランドチャンピオン目指す

4月12日

コロナ経て秘仏開帳

大磯町慶覚院

コロナ経て秘仏開帳

稚児行列も実施

4月12日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook