新型コロナウイルスの5類移行から1年が経過し、日常が戻りつつある。平塚市・大磯町・二宮町で活動する平塚歯科医師会の簑島利文会長に、今年度の会の取り組みについて話を聞いた。
近年、歯科医院の増加もあり、平塚歯科医師会には現在、150人ほどの会員が所属する。若手の歯科医師も増え、会の委員会活動などの活性化にもつながっているという。
コロナ5類移行から1年が経過し、オンラインで開催していた会員向けのセミナーや講演会も対面となり、従来の形に戻りつつある。「オンラインだと細かい質問ができなかったが、対面だとすぐに質問ができるので活気がある」と話す。
口腔がん検診隔年に
これまで同会の取り組みとして毎年実施していた「集団口腔がん検診」は、今年度から隔年となるため、2024年度は実施しないという。「口腔がん検診は、市や町の成人歯科健診のオプションで受けることができるので、かかりつけ歯科で受診してほしい」と呼びかける。
今年度は市民公開講座
今年度は、2年に一度開催している「市民公開講座」を予定。「前回は歯周病をテーマに開催して大盛況だった。今年度はテーマも時期もまだ決まっていないが、決まり次第お知らせしていきたい」
ホームページをリニューアル
2024年12月2日からこれまでの健康保険証が廃止となり、マイナ保険証へと移行される。同会では、マイナ保険証の利用を呼びかけるポスターを掲示し、周知を図っているという。「昨秋ごろには2・3カ月の利用状況が7%程度だったが、現在は10%程度に上昇した。まだまだ利用者が少ないのが現状」と吐露する。
同会では、6月にホームページのリニューアルも予定しているといい、「市民向けのアナウンスをしていきたい。これまで更新の偏りがあったので、会員それぞれが更新頻度をあげていきたい」と話した。
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