40施設で"涼"のおもてなし 「クールスポット」で節電と地域活性化
小田原箱根商工会議所商業部会(河野利光部会長)の呼びかけで、小田原市内40の商業施設が「クールスポット」に参加。冷たい飲料や休憩用のベンチ、うちわの提供や、打ち水、グリーンカーテン、風鈴の設置など、参加施設ごとに”涼”を感じるおもてなしが9月末まで行われている。
クールスポットは家庭での電力使用量削減に貢献するために企画されたプロジェクト。家庭のエアコンを消して涼しい場所に集まることで、節電に繋げようというものだ。「暑い中、外出してくれた方におもてなしをし、まちなかの賑わいや地域経済の活性化につなげていきたい」と担当者は期待を寄せている。
また、同様の趣旨で行われている環境省の「クールシェア」に参加している施設もある。市内の飲食店や物販店、温浴施設では「エアコンを消してきた」などと伝えるとドリンクやかき氷のサービス、割引などの特典が受けられる。「エコをしながら、小田原の活性化につながれば」と30代の店主は意気込みを語っている。
30度を超える真夏日が続く中、市消防本部警防課では熱中症への注意を強化。今年5月末から7月24日現在までに搬送された熱中症患者は27人で、昨年の同時期の14人を大きく上回っている。同課では水分、塩分の十分な補給を呼びかけている。
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