「観る」から「選択する」へ 次世代テレビサービスとは JCN小田原に取材
昨年11月のサービス開始以来、話題を集めている「スマートテレビ」。これまで使っていたテレビの隣にモデムを置くだけで、使いみちが何十倍にも広がるというこのサービスへ加入する人が、日を追うごとに増えているという。地元のケーブルテレビ局・JCN小田原(山田文雄社長)に、このサービスの特長を聞いた。
「スマートテレビとは、簡単に言うと次世代テレビサービス。スマートフォンの、通話以外のすべての機能を兼ね備えていると言えます」と話す山田社長。これまでとは全く違うテレビの楽しみ方ができるという、JCN提供の「スマートテレビボックス」。従来視聴できたケーブルテレビのチャンネルはもちろん、KDDI(株)のauスマートパス(有料)に申込むことにより、アンドロイドから100種以上のアプリが取り放題となっている。
例えば高齢者に人気なのが、服用している薬の管理ができるアプリは、服用時間や数量などを教えてくれる。また外出が困難な場合でも、ボタン一つで生鮮食品や日用品の買い物ができるアプリもあり、パソコンが苦手でも操作が簡単だと好評だ。
さらに、パソコンとの最大の差は「インターネットの起動時間」。テレビ視聴からインターネットを利用する時も、ボタン一つで切り替えができるため、スムーズな動作が可能だ。
「テレビは『観るもの』という時代は終わり。自分の意志を伝え、選択する時代が来たのです」と山田社長。多チャンネルが楽しめるだけでなく、テレビを自分の好みにカスタマイズできるこのサービス。今後ますます注目を集めそうだ。
〈取材協力/JCN小田原【フリーダイヤル】0120・893・340〉