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公開日:2015.08.22

巨大な壁に描く夢
クリーニング店が地元PR

  • 左から飯田さん、市原さん、前田さん

 柳屋クリーニング店(南町1の9の27)に描かれたカラフルな壁画―。店主の前田烈(たけし)さんが「地域活性化に一役買いたい。お客さんと一緒に何かできないか」と今春に始動したプロジェクトだ。

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 商店街の店舗数が減少の一途をたどる昨今の状況を受け、地域の衰退を危惧していた前田さん。活性化に向けできることはないかと思いたち、正月には箱根駅伝も通る国道1号線沿いの立地を活かし、観光客や地域住民にPRし親しんでもらおうと企画した。

 作業にあたっているのは、物心ついた頃から母と同店に通う市原円(まどか)さん(西湘高3年)、店舗前を通りかかり、呼掛けチラシを目にし飛び込んだ新聞社勤務の草山歩さん、セラピストの栗田里香さん、同店スタッフの飯田英子さんの4人。毎週日曜の朝に集い、打ち合わせを進めている。壁には草山さんが考案した小田原・足柄・箱根の魅力を詰め込んだイラストを、店舗前面のシャッターには前田さん考案の、子どもたちの汚した服が、遊園地を模したクリーニング屋で綺麗になっていく様を描く。

 7月に筆入れが行われ、最初に描かれたのは市原さん考案のアイロンヨット。独創的なデザインに、前田さんは「若い子の発想は凄い」と満足気。当日は下書きなしで思い切りよく書き上げた。市原さんは「ペンキが垂れて苦労した。カラフルな絵で和んでくれれば」と話した。前田さんも「楽しい絵で元気を発信し、地域が元気になってくれれば」と思いを託した。壁画は年内の完成を目指す。

イベントも開催

 明日23日(日)には「真夏の柳屋パーティー」と題したイベントを開催。菓子やスイカなどを片手に、草山さんが壁画を描く様を楽しむ。同店横の駐車場で午後3時から6時。無料。

 問合せは同店【電話】0465・22・4635。

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