株式会社報徳農場(田嶋享(すすむ)代表)とNPOワーカーズコープ(藤田徹理事長)は4月1日、農場の運営や農業経営を一体的に行う「報徳ワーカーズ事業所」を立ち上げた。両社を結びつけたのは、二宮尊徳の分度、推譲を唱える「報徳思想」だった。
ワーカーズコープとは、労働者、経営者、出資者が三位一体で、組合員全員が担い合う『協同労働の協同組合』。高齢者や障害者だけでなく、経済的な問題や家庭、健康上の理由で、就労等が難しい人たちが社会参画できるよう就労支援や自立相談などを行っている。全国に約1万人の会員がいる。
(株)報徳農場は、スーパーマーケット「ヤオマサ」の会長・田嶋氏が1989年に5人で立ち上げた農業生産法人。自ら農家の資格を取り、友人から借り受けた畑で無農薬野菜を栽培しながら、自然学校などを開き、農業を通じ子どもたちに尊徳の教えを伝えていた。
キーワードは農業人材育成、地域活性化
「生活保護受給者の自立・就労支援のために農場を貸してほしい」。
ワーカーズコープから田嶋代表に相談があったのは一昨年5月。後継者に悩んでいた田嶋代表は「協同で仕事をおこす」「皆で地域を変えていこう」というワーカーズコープの方針に共感。「分度」「推譲」などの尊徳の教えに通ずることから農場での作業を委託、報徳ワーカーズ事業所を立ち上げた。今後は3年を目途に事業を委譲する予定だ。
3月26日に行われた「出発式」で田嶋代表=写真=は、全国組織であるワーカーズコープとの連携で「尊徳の精神のもと、遊休農地の活用や農業を通した地域の活性化を目指したい」とあいさつ。ワーカーズコープの藤田理事長は「自助と相互扶助による協同社会を目指した報徳思想は我々の理念と一緒。先人の実践と考え方から、農業を通した農と人の再生の場にしたい」と抱負を語った。今後は自立支援事業所との連携で障がい者の居場所づくりなど、農福の連携も視野に入れる。
山田元農水相も参加4月に記念集会開催
4月24日(日)には、『協同の力で地域を創る』と題したワーカーズコープの神奈川集会を、6月には全国集会をそれぞれ小田原で開催する。神奈川集会では、加藤憲一市長と京都大学・こころの未来研究センター教授の広井良典氏との記念鼎談と、再生可能エネルギー、人口減少社会等、タイムリーなテーマを通じて「持続可能な地域社会の創造」についてディスカッションを行う。農業をテーマにした分科会には、TPP反対を訴える山田正彦元農水大臣もコメンテーターとして参加。地元の若手農家や市民団体の代表らもパネリストとして多数列席する。
4月24日の集会参加希望者はワーカーズコープ神奈川事業本部【電話】045・341・4192。
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