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小田原・箱根・湯河原・真鶴 スポーツ

公開日:2017.07.15

日本新薬
どこよりも泥臭く
都市対抗野球へ全力疾走

  • 決戦を前に小田原に結集した硬式野球部

  • 貫くものはどんな時も「元気、ハツラツ」

 黒獅子旗をかけた男たちの戦いが始まる―。第88回都市対抗野球大会(東京ドーム・7月14日開幕)に出場する日本新薬(京都市/4年連続34回目)の監督・選手38人が12日、小田原総合製剤工場を訪問、社員らから激励を受けた。吹石徳一監督は「選手一丸となって勝つ」と決意した。

 現役時代は投手。引退後もコーチ・監督として21年に渡り、野球部に所属した田村秀生さんは現在、同工場総務課長として職務にあたる。グラウンドを離れた今も「元気ハツラツ、全力プレーを貫いてほしい」とエールを送り続ける。

 横浜DeNAベイスターズの(14年ドラフト3位)倉本寿彦内野手も教え子の一人。「あの2年間がなかったら、今の自分はいない」と倉本は憧れたプロへの道を開き、「一番帰りやすくて、すぐに戻れる場所」への思いは変わらない。「送球がすべて胸に行くほど守備は抜群の安定感だった。ほんまによく練習してた。今も、泥臭さが出てる」と毎試合泥だらけでスタジアムを駆け抜けるその勇姿に田村さんも微笑む。

 今季はスイングを重ねる度に悩み抜いているが、貫く「全力プレー」で6、7月で2度ヒーローになるなど、らしさが戻ってきた。「結果が付いてきてくれることが救い。ヒットが出ると元気になる。明るく、楽しむ。それが、横浜らしさ」。元同僚の活躍を刺激と力に変えるハマの堅守は「気になります。本当は応援に行きたい」。そう熱望するもその日は自身もゲームに挑む。2年連続CSへと導くために。日本新薬は7月19日(水)に東芝(川崎市)と対戦する。

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