小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年9月2日
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小田原場所前日の8月24日、旭丘高校で夏季少年相撲教室が開かれた。同校が交流を深める伊勢ヶ濱部屋力士を招いての教室は今年で3回目。巡業を控えた安美錦関、誉富士関、照強関らが駆けつけ、子どもたちに稽古をつけた。
教室では四股や摺り足など基本動作を確認した後、4、5人で力を合わせ力士と対戦。「重た〜い」と声をあげながら、懸命に身体をぶつけあっていた。
3月に同校を卒業し、「桜富士」の四股名で伊勢ヶ濱部屋に入門した矢野雄一郎さんも母校に凱旋。一回り成長した姿を披露した。伊勢ヶ濱親方(第63代横綱旭富士)は「いつも勝ち越しまであと一歩。力士は声援が大きい程力を出せるので、あと一押しの声援を送ってほしい」と呼びかけた。
稽古が終わると特製ちゃんこ鍋の振る舞いや握手会が開かれ、まわしにサインを書いてもらう姿も多くみられた。水野浩学校長は「裸の真剣勝負は人びとを魅了してやまない。相撲教室が地域と学校を結ぶ夏の風物詩になれば」と目を細めていた。