生活排水の処理水、雨水を川や海へ流す下水道。地下を走る下水管への出入口として役割を果たすマンホールが、全国的に脚光を浴びている。小田原市もまた、マンホールを使ったPRを模索中だ。
11月、小田原市と姉妹都市盟約を結ぶ八王子市(東京都)、寄居町(埼玉県)の3自治体間で、全国初となるマンホール蓋の交換・設置が行われた。交換用に製作した小田原の蓋は、これまで存在しなかったカラーデザイン。酒匂川や城が描かれたマンホール蓋はすでに八王子市内に設置され、寄居町でも路上に今後登場する。小田原市内では来年度までに、3市町のカラー蓋がかまぼこ通りにある既存の蓋と取り替えられる予定。
市内における下水道のデザインマンホールは2種類。ひとつは今回交換した『酒匂川』、もうひとつは荻窪用水が童謡のモデルになった『めだか』だ。酒匂川のデザインは1993年頃から使用されており、めだかも含めて点在しているが、すべてがモノクロ版。市内初のカラー版の場所をかまぼこ通りに決めた市下水道整備課は、「地元の人に下水道へ関心を持ってもらうきっかけをつくり、さらには観光客の回遊性向上にもつなげたい」と話す。小田原市が観光活性化にも触れる背景には、全国で高まる”マンホール熱”がある。
各地でカード発行高まる全国人気
全国各地で発行される『マンホールカード』が人気を後押し。国道交通省や関連企業などで組織する下水道広報プラットホーム(GKP)が、下水道の啓発を目的に昨年4月にスタート。発行を希望する市区町村がGKPへ申請し、認可されれば発行できる仕組みだ。
発行する自治体は徐々に広がり、12月で全国293種類にまで拡大。八王子市でも1年半前からカードを導入、市役所などで配布している。これまでに2800枚を発行し、そのうちの7割が市外からカードを受け取りに訪れた。八王子市の下水道課・平井孝明課長(53)は「コレクション、旅の楽しみのひとつにもなっていると思う」。近隣の厚木市でも1年前から導入し2000枚がはけたという。カード以外にも、「マンホールサミット」や「マンホールナイト」といったイベントが各地で開催され、愛好家を指す「マンホーラー」という言葉も生まれた。
小田原市はまだカードを発行していない。しかし、今回の自治体間での蓋交換、カラー版製作を機に「発行に向けて動きたい」(市下水道整備課)と前向きだ。
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