小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日：2017.12.09
わんこそば選手権
史上初の５連覇
蓮正寺の井本さん
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ハイペースで２９３杯を食べた井本さん（左）＝主催者提供
岩手県盛岡市で11月12日に開催された全日本わんこそば選手権で、蓮正寺在住で会社員の井本英明さん（46）＝人物風土記で紹介＝が２９３杯を平らげ５連覇を果たした。
試合開始は午後１時過ぎ。「胃を動かしておこう」と朝食におにぎり１つを食べて以降は、水分も喉を濡らす程度。万全の体調で挑んだが、優勝経験者に課せられる「制限時間５分短縮」のハンディは大きかった。
遅れを取り戻そうとスタートから２秒に１杯のペースで食べ進めるも、「ここまでに追いつけば勝てると考えていた」という残り５分の時点でトップとの差は30杯。大会前には独自に編み出した喉の力を鍛えるトレーニングに励んできたものの、疲労で飲み込む力の衰えを感じていた。
だが、「ここで頑張るか、休んで悔いが残るか」と自問自答を繰り返し、苦しくても最後まで動きを止めなかった井本さん。２９３杯で岩手県の20代女性と同数ながら、年長者上位の規定で優勝となった。史上初の５連覇に「ホッとした」と安堵するも、すでに視線は来年２月に花巻市で開催される目下４連覇中のわんこそば大会を見据えていた。
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