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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2018.11.24

大学軟式野球JAPAN代表に選出された
二見 康司さん
曽我別所在住 22歳

このままずっと野球小僧

 ○…12月3日にグアムで開幕する大学軟式野球の世界大会に、JAPAN代表24人のメンバーとして初出場する。6月に東北福祉大で行われた代表選考会には全国から100人以上が参加。「その中でも人一倍元気だったので、結果的にアピールできてよかった」と狭き門を突破した要因を振り返り、覇気を出す。

 ○…4人兄弟の末っ子。小学1年生の時に兄と姉の影響で地元の少年ソフトボールチーム・下曽我ファイターズに入団した。すぐに白球を追う楽しさにはまり、小学3年の頃、平塚学園高に憧れを抱いた。「この地域から本気で甲子園を目指すなら平学」と決意。目標を追って千代中でも野球部に所属。「皆が熱意を持って取り組んでいた」と充実した日々を自信に変え、迷わず平塚学園に進学。だが現実は「甘かった」。憧れのユニフォームに袖を通し、「厳しすぎる練習」にも耐えて無心で打ち込んだが、ついにはベンチ入りを果たせずブルペン捕手と学生コーチを担うことに。チームのためとはいえ「悔しかった」。

 ○…高校で目標は叶わなかったが「野球がしたい」という気持ちは不変。「高校野球の指導者に」という希望を胸に桐蔭横浜大学に進み、再び軟式に転向してプレーを続行。最初こそ「気楽な気持ち」だったが次第に闘争心に火がつき、2年秋には正捕手の座に。4季連続南関東リーグ制覇、2度の全日本出場に貢献した。

 ○…春に下曽我小、秋には千代中で教育実習に励んだ。だが、来春から歩み始めるのは教員、そして指導者の道ではない。「野球がしたい」と一般企業に進み、会社の軟式野球部でプレーすることが決まっている。「キャッチャーしかできない」と謙遜するも「まだまだ現役で全国を目指したい」。フィールドに広がる夢に終わりはない。

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