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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2019.12.14

『続けない働き方。』を出版した
後藤 達哉さん
小田原市本町在住 34歳

自分のモノサシで生きる

 ○…「ロールモデルがない時代だからこそ、働き方、生き方はもっと自由でいい」。そんなメッセージが込められた自身初となる著書を10月に出版した。働くことに悩む若者を中心に注目を集め、発刊前に増刷が決定するなど話題に。予想以上の反響にも「まだ実感が湧かない。手に取った人が前向きになってくれたらうれしい」と穏やかな笑みを浮かべる。

 ○…1つの企業で長く働くことが美徳、そんな考えを吹き飛ばすかのように11年で5回の転職、現在は6社目に勤務するジョブホッパー。新卒で大手企業に入社するも、思い描いていた仕事とは違い、人生で初の挫折を経験した。追い詰められた極限の中で「逃げてもいい」と開き直り1年で退職。「自分のモノサシで考えた面白い、楽しいを大事にしよう」と思考を転換した。世界的人気キャラクターを扱う株式会社ポケモンへの最初の転職でトップセールスを記録。人を楽しませることにやりがいを感じ、自分にしかできない仕事を求めて次々に新しい事業に挑戦するように。「くすぶったら続けない。その先に新しい一歩がある」と実感を込める。

 ○…「タンクトップ後藤」の名で活動するユーチューバーがもう一つの顔。ダイエット目的で始めた筋トレに熱中し、勢いで始めたユーチューブの配信番組では、タンクトップ姿でまじめな社会問題を語るギャップにハマるファンも。「笑いはネガティブをポジティブに変えてくれる。新しい挑戦」とにっこり。

 ○…2年前に小田原市へ移住。「結婚し子どもが生まれ、東京が窮屈になり、直感で決めた」。都内に通勤しながら、海辺の暮らしを満喫。「目の前に広がる御幸の浜は、天然の砂場。子どもにとっての地元になるのかな」と目を細めた。

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