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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2020.02.01

NPO法人こころみの理事長を務める
益田 麻衣子さん
小田原市中町在住 45歳

笑顔のつながり広げたい



 ○…「小田原に親子の居場所を作りたい」と市内PTA役員経験者を中心に12人で2018年に会を立ち上げた。公務員や漁師など多種多様なメンバーのつがなりを活かし、田植えなど季節毎にイベントを企画。毎回50人以上の親子が集まり、畑や田んぼに笑い声が響く。1月からは古民家を活用し、放課後の場所作りにも取り組む。会名には「試み」と「心を見る」2つの意味が含まれている。「何事もやってみなくちゃ」と思いを込める。



 ○…PTA役員歴は11年。子どもが小学校3年の時、市P連の副会長を務めたことをきっかけに「学校の事もよくわかるし、保護者や地域の人と出会える」と活動の楽しさに目覚めた。小・中学校でPTA会長を任され、積極的に携わるように。「PTAの委員になりはじめは戸惑っていた保護者たちが、1年経つと『やってよかった』と言ってくれるのが嬉しくて」とほほ笑む。「子どもが卒業したら活動は終わりなの?この一体感を次へつなげたい」と会の発足を思い立った。



 ○…小田原市出身。大学では児童学を専攻。チアリーディング部に入り、「衣装もかわいいし、技が決まるのも気持ちいい」と青春を謳歌した。卒業後は都内の児童館に就職し、子どもとふれあう楽しさを実感。23歳で結婚、25歳で第1子を出産し、今度は自分の子育てに向き合い、充実した日々を送る。



 ○…昨年10月、小田原市教育委員に任命された。赤ちゃん訪問員としても10年の経験を持ち、母親の悩みに寄り添い続ける。忙しさの中でも子どもたちとの時間は第一優先。「長男をはじめ、3人の子どもは、そろそろ自立の時。子どもは親の背中をちゃんと見てる。楽しく過ごす姿をこれからも見せたい」

 

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