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小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済

公開日:2020.05.09

地元の良品をポチッ
小田原紙器がECサイト

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 箱などの紙器・紙加工品の製造を手掛ける小田原紙器工業株式会社(小田原市久野/高橋康徳社長)がこのほど、県西地域の名産品を集めたECサイトを立ち上げた。

 ECサイトとはインターネット上で商品やサービスの売買ができるサイトのこと。新型コロナウイルスによる影響で飲食や物販などあらゆる業種で売り上げが落ち込むなか「地域のために今できることをやろう」と高橋社長が号令を発した。取引先から「大量に売れ残っている」「休業して販路がない」といった窮状が寄せられ「地元企業と一般消費者の架け橋になれたら」とECサイトを発案したという。

 サイトは、小田原・箱根の地名と同社の主力商品である箱をかけて、『おだはこさん』と名付けた。掲載商品はかまぼこや木工品など特産品にはじまり生花や菓子類など幅広く扱う。「今まで知らなかった、地域の良品も掘り起こしたい」(大山智リーダー)と独自のECサイトを持たない個人店を中心に飛び込みでも提案しながら、出品者を募っている。

 出品は無料で、売上の10%をシステム管理費として支払う仕組み。決済手数料負担と、クール便を除く通常商品の発送も同社が担う。4月末時点で約30社と掲載に向けた調整に入っており「外出ができないなかで地産のものが届く。今できることをスピード感をもって形にした」と高橋社長。「小田原箱根周辺の良品を地域、さらに全国へ届けたい」と意気込む。

 サイト(http://www.odahakosan.shop)は「おだはこさん」で検索。出品に関する問い合わせは同社【電話】0465・34・1303へ。

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