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新市長として小田原市政の舵取り役を担う 守屋 輝彦さん 扇町在住 53歳

公開:2020年5月23日

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課題抽出、検証から実行へ

 ○…県議を8年務め上げた昨春、3期目の立候補は行わず退路を断ち新たな挑戦に備えた。「自分の考えと市民が感じていた課題をすり合わせ、政策を練り上げた」、そんな矢先のコロナ禍で状況は一変。思いを伝える場が限られる中、ネットなどを駆使して地域医療に迫る危機と打開策を訴え続けた。大接戦を制した今「嬉しさや疲れ、全ての感情がある」としながらも、ようやく表情に柔和さが戻ってきた。

 ○…祖父と父が市議という政治家一家で育った。サッカー部で汗を流した高校時代を経て、大学で出会ったのが都市計画の世界。「合意形成を図り街を創り出すことに魅力を感じた」と、卒業後は神奈川県に建築職として入庁。全国に先駆けて公共施設の長寿命化を図る指針作りに携わり、更に踏み込んだ課題解決の手法として辿り着いたのが県議だった。「小さい頃から政治は身近だったが、まちづくりにやりがいを感じたことが大きな動機になっている」

 ○…「趣味はゴルフ、と言いたいけどスコアが良くないと趣味とは言えないらしいんだよ」と苦笑い。リーダー像として華やかなビジョンを示したケネディへの憧れはあるが実務家のチャーチルに例えられることも。現状分析から課題を把握、解決策を見出して実行する、そんな学者肌のプロセスは今も変わらない。

 ○…「市政運営は未知の世界。家族や支援者には引き続き苦労をかけるかもしれない」としながらも、先を見据える表情には冷静さが漂う。新型コロナ対策と収束後の小田原をどう発展させていくか、「まず公約したことに取り組む」。これまで醸成されてきた市民参加のまちづくりを評価、検証してから取り組む新たな色付け。「既に頭ではそのことばかり考えている」と意欲は十分だ。
 

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