ビーチバレーボール・ジャパンカレッジ2020第32回全日本ビーチバレーボール大学男女選手権大会が9月5日、6日に兵庫県で開催され、産業能率大学(伊勢原市)女子ビーチバレー部の山田紗也香さん(3年・南鴨宮在住)がオト恵美里さん(2年)とのペアで初優勝を果たした。
ビーチバレー大学日本一を目指し大会に臨んだ山田・オトペア。負ければ終わりのトーナメントで初戦は緊張から動きが硬く、2試合目も途中足がつるアクシデントに見舞われた。それでも駒を進めた準決勝の対戦相手は、同じ大学の1年生ペア。8月の学内戦では敗れていたが「不思議と負ける気はしなかった」と2セット連取で勝利した。決勝戦も勢いに乗り神戸学院大学ペアに21―14、21―12で完勝。終わってみれば初戦からすべてストレート勝ちで念願の頂点に立った。
優勝が決まった瞬間を「何よりホッとした」と振り返る山田さん。同大会では1年生で決勝まで進んだが敗退し、4連覇中だった同部の記録が途絶えてしまった。満を持して挑んだ2年生も3位に終わり、今大会は部として3年ぶりの王座返り咲きを狙っていた。「すぐに応援席のチームメートがおめでとうっていってくれているのが見えて、うれしさがあふれてきました」。表彰式では、大会を戦い抜いたオトさんと、日焼けした顔から白い歯をこぼした。
山田さんは市立富士見小学校在学中に「富士見バンビーナ」でバレーを始めた。高校では湘南ベルマーレビーチバレーチームに所属し、19歳以下日本代表(当時)に選ばれるなど活躍を続けている。身長170cm。
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