活動報告 監査委員として奮闘中 小田原市議会議員 鈴木和宏
昨年5月に小田原市の監査委員を拝命しました。本市は条例により3名の監査委員を置くことが定められております。行政の経験豊かな数馬代表、会計の専門家である近藤委員、そして議会から私という構成です。
監査委員は、市長から独立し公正・不偏な立場で、市の財務に関する事務(収入、支出等)の執行や、経営に係る事業(公営企業など収益性を有する事業)の管理について監査します。
5月の就任直後より前年度決算の監査が始まり、並行して例月現金出納検査も毎月行われます。基金の運用から上下水道、病院といった企業会計や各地区の財産区までその範囲は市政全般多岐にわたり分量も多いため、綿密に立てられたスケジュールのもとで進められています。
監査委員には地方自治法に定める「守秘義務」があり、もちろん私にも課されております。また小田原市議会の慣例として、監査委員は議会の本会議において質問・質疑をしないというものがあります。私の議員活動において「課題や問題を見つけ、調査研究し質す」という今までのやり方を今年度は変えざるを得ません。一方で、監査委員の経験という、今後の議員活動に大きな変化の機会を頂けたことに感謝しております。
さて、令和2年4月より監査制度の充実強化が行われ、正確さはもちろんのこと事業のあり方にまで踏み込んだ監査が行われることになりました。市民の皆様からお預かりした税金が最大限活かされることを見守るのは監査委員の大きな使命です。また、様々なリスクを予測しミスや事故を未然に防ぐことは、真剣に業務を行う本市の職員の方々を守ることにもつながります。
残すところ半分の任期となりましたが、日々情熱的に業務にあたる監査事務局の皆さんに支えられながら、先輩の監査委員の方の力になれるようしっかりと務めて参りたいと思います。
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