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公開日:2025.10.11

持続可能なまちづくりへ 意見広告
公共施設の整備方針を問う
小田原市議会議員 大川ゆたか

 市議会9月定例会一般質問において、市の考えを質しました。

小中学校体育館の空調設備について

 近年「記録的な猛暑」が続いています。本市では、すべての市立小中学校の普通教室にいち早く空調設備を導入した一方で、屋内運動場(体育館)への導入はこれからという状況です。小中学校の体育館の空調整備は、子どもたちを熱中症リスクから守るインフラであり、さらに大規模災害時の指定避難所という面では高齢者や乳幼児など災害弱者の命を守る重要な機能といえます。

 市は今後の整備について、機器選定、財源、スケジュール等を総合的に勘案し最善策を見定めるとしています。教育の懸案事項には給食無償化などもありますが、猛暑や防災の観点からも空調整備の優先順位は最も高いと考えます。

 また学校の空調設備は現状電気とガスを使用していますが、停電も考慮し、可搬性があるプロパンガスを動力源の選択肢として提言しました。

メンテナンスは事後から予防へ

 公共施設整備の考え方は「持続可能なメンテナンス」が大きな柱です。従来は不具合が生じてから修理する「事後保全」が主流でしたが、劣化の兆候を早期発見し計画的に補修する「予防保全」に切り替えることが肝要です。これにより将来の維持管理・更新費を大幅に抑え、施設の長寿命化とライフサイクル全体のコスト削減が図れます。

 従来の「増やす」整備から「最適化する」整備への転換もポイントです。人口減少・少子高齢化、財政難が進む中、やみくもな建設ではなく、利用が少ない設備は集約・再編・廃止するなど「選択と集中」が求められます。周辺自治体とも連携を図り、公共施設やサービスをシェアリングする考えもあります。市には可及的速やかに地域の現状を把握し、将来へのビジョンを打ち出してもらいたいと考えます。

 他に「小田急線足柄駅西口改札の整備」「城山陸上競技場の活用」「市民会館跡地等の活用」について質問しました。

小田原市議会議員 大川ゆたか

小田原市扇町2-13-2

TEL:0465-31-0501

https://ookawayutaka.jp/

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