小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2021.01.23
1月1日付で箱根町副町長に就任した
伊藤 和生さん
箱根町在住 49歳
町を支える若い力に
○…町役場の企画課長から副町長への抜擢。町の事務事業を統括する要職への打診に迷いはあったが、同世代の奮闘が背中を押した。「家業を継いだり、地元で暮らす若手の頑張りを今まで目の当たりにしてきた。昨年の町長選挙は大きな注目も集め、町政への関心が高まっている今、重圧はあるが少しでも町の役に立ちたいと思った」
○…湯本で生まれ育ち、明治大学商学部に進学。一人暮らしを経験したが都会の雰囲気は肌に合わず「戻るといつもほっとしていた」という。地元で働くことを決め、箱根町役場に職を得た。東日本大震災の時に在籍していたのは観光課。町の観光がストップする中、事業者と一緒に箱根の観光振興を図りつつ被災者支援に奔走。「実行部隊として官民関係なく走り回り、行政と町の人たちがつながるきっかけになった。辛いことも多かったがやりがいは大きかった」と振り返る。
○…趣味だった少年野球応援は子どもの成長とともに一段落。「ハマスタでのプロ野球観戦や近隣の湖を巡ってのルアーフィッシングも体力的にきつくなってきた」と苦笑い。平日と休日の境が不明瞭になりつつある今は、食材集めから取りかかる料理作りが息抜きになっている。
○…「都会と比べて不便もあるが、それを補って余りある魅力があるのがこのまち」と胸を張る一方で人口減少は進んでいるのも事実。町の活力を維持し、住み続けてもらうには民間との連携が重要と考える。「町長が掲げるブランド力のさらなる向上で他に埋もれない観光地にしていきたいし、若い力を取り込んでコミュニティも活性化させたい」。町を担う『これからの世代』の一人として、箱根に活力を呼び戻そうと前を向く。
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