岩ガキ「鶴宝」の養殖事業を手掛ける(株)岩ガキBASE代表取締役 皆木孝行さん 真鶴町在住 39歳

掲載号:2021年5月22日号

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カキを世界に、漁師の挑戦

 ○…岩ガキ「鶴宝(かくほう)」の初出荷を終えた後ということもあり、表情は穏やかだった。取り組み開始から6年ほど、プレッシャーの中やっとここまできた。しかしここからがスタート。「今以上に味の良さを追求していく」と、決意を新たにする。当初は昨年5月に初出荷する予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響を受け1年先送りとなった。沈みかけた気持ちを救ってくれたのは、これまで共に歩んだ仲間たち。「真鶴の海で育ったカキには皆の思いが込められている」

 ○…就職活動に苦戦が続いた高校3年当時は、いわゆる就職氷河期だった。そんな時、漁師のポストに空きがあることを父から聞き「ここしかないという思いで受けた」。漁師の知識も経験もない。「当時は深く考えていなかった」と明るく笑った。

 ○…近年の漁獲量の減少と魚の販売価格低下で将来への不安を感じていた時、岩ガキ養殖の取り組みの話が出た。「何もしなければこのまま衰退する。せっかくのチャンスだから成功させよう」と参加を決意。後に発足した協議会の会長に自ら手を上げた。

 ○…生まれも育ちも真鶴。妻と3人の息子の5人家族。「魚はほかよりも美味いと子どもたちは言ってくれる。真鶴で獲れた魚は一番だよ」と漁師の顔に。3人の息子は皆サッカーをやっている。学生時代はフォワードで活躍していたこともあり、コロナ前は子どもたちの指導や試合会場での声援が楽しみだったというが「今は無観客なので我慢しています。再開する日が早く来ることを願っています」とその時を楽しみにする。「育てたカキをこれから全国、世界中に広めていけるようにしたい」と、大きなチャンスをつかみ、眼差しは希望に満ちている。

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