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小田原・箱根・湯河原・真鶴 教育

公開日:2022.09.24

旭丘高120周年式典
節目の舞台 準備着々
吹奏楽部や生徒会総務ら

  • オリジナル楽曲で記念式典に臨む吹奏楽部員

  • 構成詩を担当する生徒会総務メンバー(前列右から長岡副会長、森田会長、後列右から書記の奥津さん、会計長の村山さん)

 10月1日に創立120周年を迎える新名学園旭丘高等学校(水野浩理事長・学校長)。この日、来賓らを招き行われる記念式典で、在校生がその歩みと未来を表現する。

 ◇ ◇ ◇ ◇

 3部構成、7分半の楽曲「生、想、来〜Ki-O-Ku〜」を披露する吹奏楽部は仕上げに向けた練習に熱が入る。

 作曲家の清水大輔氏が同校のために書き下ろしたオリジナル楽曲は、壮大さと希望を感じさせる躍動感が同居した大作。これまで短縮版を演奏した機会はあったが完全版は式典が初披露となる。そして今回は同部OB・OGも参加して音に厚みや彩りを加える。

 生徒の全体練習ではタクトを持つ佐藤英也顧問が細かなニュアンスや修正など、生徒に指示を入れていく。「先輩と合わせる部分や今まで演奏していなかった部分の調整を進めながら気持ちを上げていく。120年の積み上げを思い浮かべながら臨んでもらい、聴く方々にもそれを感じてもらえたら」と佐藤顧問は期待を込める。

 和気あいあいとした雰囲気の中、トランペット担当の田宮愛翔部長(2年)は「自分たちだけの曲ができたのは忘れられない体験。失敗できない緊張感はありますが、メンバーのわくわく感や学校の未来を感じてもらえるような演奏をしたい」と意気込みを話す。

台本起こし真っ只中

 式典で発表されるもう一つの演目が生徒会総務や部活動に励む生徒ら約20人登壇の構成詩だ。

 合唱や映像などを駆使して歴史の振り返りや将来への展望、新しい制服の紹介などを1時間ほどで紹介する今回の構成詩。現在まさに教師と生徒が演出や構成作業に取り組んでいる。生徒への聞き取りや2年生の修学旅行など、本番直前まで慌ただしさが続くが「過去から学び希望を示す脚本に仕上げたい」と担当する吉村功之良教諭。

 生徒会長の森田奏音さん(3年)は「最後の台詞を語ることができるのはとても光栄。完成台本で多様な生徒がどのような言葉を発表するのか楽しみ」と話す。新制服の紹介を担当する奥津大雅さんと全体を通したナレーション役を担う村山瑠唯さんの2年生コンビ、全体をサポートする副会長の長岡昂汰さん(3年)らと台本の総仕上げを進める。

 学校の節目であり、生徒による自己表現の場でもある大舞台が間近に迫っている。

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