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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2023.01.07

(公社)小田原青年会議所(JCI小田原)の第66代理事長に就任した
田中 雅久さん
小田原市浜町在住 39歳

「周囲を照らす輝きに」

 ○…まちに活気を与える多彩な企画を打ち出すJCI小田原の新理事長。今年のスローガン「Be the Shine」にはJCIメンバーが光を放つ存在となり、周囲を明るく照らそうとの思いを込めた。

 ○…市立白鴎中3年のサッカー部時代、すらり伸びた身長と持ち前の運動能力で、即席出場の陸上大会で走高跳の県記録を更新。高校から本格的に陸上競技を始め、高3で県制覇するなど順調にキャリアを積むも、インターハイ直前のけがで糸が切れた。「競技で県外の大学に進学しましたが、既に燃え尽きていました」。部に顔も出さなかった3年終盤、心配する仲間と互いに溜まった感情がぶつかり、大げんかに発展。これがきっかけで目が覚め、未履修の単位を1年で取り戻し、卒業までこぎつけた。

 ○…父親の通信機器関連企業で忙しい日々を過ごしていた30代初頭に父ががんで急逝。人脈を広げようと入会したのが、かつて父も在籍したJCI小田原だった。メンバーのまちづくりに注ぐ情熱を日々感じながら「小さい頃は忙しい親父に憧れていた。自分も子育てに参加できていないが、子どもにとって格好良い大人になれているか、そんな思いを持って活動しています」。

 ○…昨年、海外若手経営者を招いた「国際アカデミー」で中心的な役割を担った。ゲストの受け入れ先に通訳ボランティアなど、地域の協力に感謝しつつ「地元への関心が高まることで活力が生まれる、そんなまちづくりを進めたい」。今年はJCI小田原は65周年。地域に求められる団体を目指し「子どもたちの記憶に残る、JCI小田原のシンボルとなるイベントを作りたい」。情熱をまとった”カッコいい背中”で、小田原のまちづくりをけん引していく。

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