小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2023.03.18
小田原市が観光施策として推進するeスポーツの事業を担当する
宇佐美 雄也さん
小田原市久野在住 36歳
若者文化取り込み、聖地へ
○…小田原市が新たな観光コンテンツに位置付ける、コンピューターゲームの対戦競技「eスポーツ」。3月18、19日には小田原城址公園で市初となる競技イベントが開催される。「eスポーツは通常、屋内開催ですが、小田原は歴史観光と掛け合わせた外での開催にこだわりました。地元チームの参加もあり、感触は良い」と期待する。
○…3年前、市外からの観光客向け調査で、若年層から『城以外に印象がない』とされた。まちの課題を市役所の同僚と雑談する中で「小学生の頃、家電店で友だちとやってた対戦ゲームってeスポーツだよな、あれは若い人が集まるよな」と、持ち前の好奇心でeスポーツに注目。他自治体の事例や補助金を調べ上げた。今では自治体の担当者として、視察の受入れや企業からの多様な打診にも対応している。
○…埼玉の大学院でデジタル技術を教育に生かす研究を続ける中、父親の「仕事は社会への還元だ」という助言で地元小田原市へ入庁。観光課ではPRキャラ「梅丸」インスタグラム、桜の名所をSNSで拡散する「#おだわらさくら部」立ち上げなどに注力。自宅でも1歳の息子を寝かしつけた後にはネットで情報収集に励む。人を楽しませようと続けた日々は20kgの体重増というかたちで跳ね返ってきており「家族のために長生きするのも大事。身体を絞らないと」と苦笑い。
○…歴史文化と対極にありそうな新ジャンルだが、それを組み合わせたのが『小田原eスポーツ』だという自負がある。「今後は地元経済なども巻き込み、自走できるまで進めたい。そうすれば小田原はeスポーツの”聖地”になりえる」。新たな仕掛けで多様な世代を小田原に呼び込もうと、考えを巡らせる日々は続きそうだ。
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