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公開日:2023.08.26
ふるさと納税
小・箱・湯は寄付額増加
宿泊などが人気
総務省は8月1日、全国の自治体が2022年度に受け入れたふるさと納税の寄付総額と寄付件数を発表した。小田原市、箱根町、湯河原町の寄付額は昨年度より増加した。
ふるさと納税は、好きな自治体へ寄付をする制度で、寄付額のうち2千円を超える分が住民税や所得税から控除される。実質2千円で寄付先の自治体から返礼品を受け取れる。
発表によると小田原市への寄付は10億5599万3千円(6万1744件)で約7000万円増。「肉」「海産物」「花」「日用品」に加え、宿泊などの「体験」の返礼品が人気だった。箱根町は15億2888万3千円(1万891件)で約3億円増となり過去最高額。コロナが落ち着き「宿泊補助券」などの返礼品が上位を占めた。湯河原町は3億9509万9千円(3251件)で約90万円増。「宿泊」や「ゴルフ」のギフト券のほか、有名ラーメン店の商品が人気を集めた。真鶴町は21年度にあった大口の寄付がなく、629万4千円(319件)で1000万円超減。「干物」や岩ガキ「鶴宝」が人気だった。
返礼品募集やPRにも力
小田原市や湯河原町は、地元企業、商店への制度の認知を高め、新たな返礼品の登録が促進されている。真鶴町は、町内で産出される本小松石を使った小物などの登録も増えている。また、箱根町、湯河原町では、都内のイベントへの出展などで寄付をしたことがない潜在層にもPRを行っていく方向だ。
神奈川県内の寄付額ランキングでは鎌倉市、南足柄市に次いで箱根町が3位、小田原市は5位となっている。
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