小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2024.03.16
第2弾は「みかんもなか」
学生と市民団体ら協同で
関東学院大学の学生と小田原市内の市民団体、商業者が協力し耕作放棄地で収穫されたミカンなどを材料にした和菓子の第2弾「みかんこめこもなか」の試作品発表と試食会が2月、おだわら市民交流センターUMECOで行われた。
この企画は耕作放棄地の再生活動でミカンを育てる市民団体「シニアネットワークおだわら&あしがら」と関東学院大学が協同で2018年から取り組む「小田原みかん農園再生プロジェクト」から生まれた。その後、活動に賛同した志村屋米穀店(浜町)と和菓子うめぞの(栢山)が協力して地域循環経済の促進を目指し誕生した「みかん米粉どら焼き」に続く商品。第2弾の今回、和菓子離れが進む若者をターゲットに企画。市が若者ならではのまちづくりのアイデア具現化を支援する「おだわら若者応援コンペティション」にも採択され、開発を進めてきた。
もなかの特徴は、あんの代わりにホワイトチョコレートを使うなど、洋のテイストを取り入れていること。プロジェクトリーダーの川野寛司さん(4年)は「小田原を多くの人に認知してもらえるような商品になれば」と話す。今後、試食会の意見などをもとに改良を加え、来年の販売を目指すという。
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