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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2024.03.23

5度の荒行を成満
法船寺の下津住職

  • 檀信徒らの前で水行を行った

 小田原市酒匂の日蓮宗寺院法船寺で2月17日、100日間の荒行を成満した下津行輝住職ら9人の僧侶が水行を行い、無事の帰山を奉告した。

 日蓮宗の荒行は世界三大荒行のひとつと言われている。11月1日から2月10日までの100日間、千葉県の大本山正中山法華経寺に全国から僧侶が集まり、水行や読経を繰り返す。下津住職は今回5行目で、全体の進行など中心的な役割を担う副代表として参加していた。「私の初行は1996年で右も左も分からなかった。今回初行の人たちの不安を解消するために、荒行中は常に笑顔でいることを心掛けていた」と振り返る。

 無事荒行を成満し、奉告式では檀信徒ら約30人の前で感謝を述べた。「27年間の長き年月に渡り、寺を空けること5度。檀信徒や妻子には迷惑を掛けた。この思いに報いることができるよう、これから一心に尽くしていきたい」と万感の思いで話した。

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