意見広告・議会報告
持続可能なまちづくりへ 意見広告 自治会のあり方の再構築を 小田原市議会議員 大川ゆたか
「自治会」のあり方が、いま改めて注目されています。主な活動として地域内清掃や自主防災組織の運営、見守りパトロール活動などがあり、また地域課題の解決や地域福祉の向上の基盤となる「地域内の連携」を図るうえで、最も重要な組織のひとつと考えます。
加入は任意で、本市の加入率は約67%と減少傾向が続いています。今年2月に市内の自治会が、運営の担い手不足を主な理由に解散しましたが、同様の課題を抱える自治会は少なくありません。
自治会を持続可能なものとするには、一つは加入するメリットをいかに示せるか。例えば、市では地元店舗等で特典が受けられる「自治会カード」を加入世帯に配布しています。このカードで受けられるサービスをよりブラッシュアップし、本市の議員提案で成立した「地域経済好循環推進条例」とも連携させることで、地域経済を活性化しつつ自治会の加入促進につながると考えます。
これまで市が自治会に協力を求めてきた仕事の集約も不可欠です。行政側は業務を棚卸し、DⅩの活用も進めるなど負担軽減を図るべきです。統合も視野に入れながら自治会のリストラクチャー(再構築)に着手すべき時期に来ています。
江之浦漁港整備について
6月補正予算で、市営江之浦漁港の整備事業の予算が増額されました。護岸の嵩上げと臨港道路拡幅に関するもので今年度は測量、地質調査等、次年度から整備工事が開始予定です。防災や漁業振興だけでなく、江の島からのクルージングツアーの本格化、マリンレジャーの拠点など観光振興にも大きな期待が寄せられます。
同じく「低利用魚ブランド化・消費拡大事業費」も補正予算が組まれました。アイデアのひとつに「ウツボ」の活用があるそうです。見た目は恐ろしいですが身は柔らかく美味です。漁獲数の確保や適正な価格設定、食べ方の提案や周知などハードルはありますが、漁業従事者の収入安定にもつながるアイデアの実現を期待します。
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