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公開日:2025.07.05

真鶴町
生物多様性保全で協定
4者連携で取り組み推進

  • 連携協定を結んだ4者

 真鶴町は6月27日、横浜国立大学、NPO法人ディスカバーブルー、横浜銀行と生物多様性保全に関する連携協定を締結した。それぞれの資源を有効活用し、保全の重要性を共有する施策を展開していく。

 町と大学、NPO法人の3者が連携し、生物多様性保全に取り組んできたのが始まり。町は2011年に真鶴を拠点に活動する同法人と、県の「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」で採択され連携を開始。そこに横浜国立大学も協力し、海の生物を知ってもらうイベント「海のミュージアム」や小学校への出前授業、大学の臨海環境センターと連携した調査などを行ってきた。

 横浜銀行は昨年2月、横浜国立大学から同町の活性化や環境保全に向けた連携の打診を受け、取り組みに参加。昨年9月には同行の行員とその家族を対象としたワークショップを開催するなど、連携を深める中で今回、4者での協定締結に至った。同行が加わったことで外部への情報発信の強化や、取引先企業とのつながりを生かした協力の広がりが期待される。

 真鶴町民センターで行われた調印式では、小林伸行町長、同大学梅原出学長、NPO法人水井涼太代表理事、横浜銀行片岡達也頭取が協定書に署名した。片岡頭取は「地域金融機関として、サステナブルな社会の実現に大きな役割がある。手触り感のあるワクワクするような取り組みを継続的に行っていくことが重要」と話した。小林町長は「連携パートナーの皆さまの力も借りて、今以上に取り組みを進めていきたい」と話した。

 今後、協定に基づく施策として「海のミュージアム」を年15回程度継続開催するほか、同大学臨海環境センターや海洋調査船を活用した海洋教育、研究者や漁業者によるシンポジウムの開催、研究者と市民が語り合うサイエンスカフェの開催などを予定している。

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