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公開日:2025.07.12
山王川改修工事
完成100年 節目に銘板
市民の寄付で設置
山王川の改修工事完成から今年7月が100年にあたることを記念し、山王川改修工事完成百年を祝う実行委員会(委員長/加藤憲一小田原市長)が市内在住者の寄付をもとに記念銘板を製作した。竹橋(寿町)の高欄に設置し、7月8日に除幕式を行った。
記念銘板は、市内在住の石井明さん(89)の寄付金をもとに2枚製作。小田原の郷土史再発見をテーマに調査している弟の啓文さん(84)の話を聞き、「改修当時の先人の尽力や事業の経緯を後世に継承してほしい」と寄付を申し出たという。
それを受け、4月に沿川の5自治会連合会と市、県小田原土木センターで実行委員会を組織して記念銘板を製作。竹橋の上流側・下流側にそれぞれ設置することにした。
除幕式は小澤良央県議や井上昌彦市議会議長らを招き実施。先に設置された下流側の銘板が披露された。加藤市長は「節目の年に温かい寄付をいただいたことから記念銘板の作成に至り、感謝している。皆でこの愛すべき山王川の歴史を継承し守り続けたい」と述べた。明さんの代理で出席した啓文さんは「改修工事の歴史が分かりやすく書かれたすばらしい銘板ができてうれしい」と話した。
市によると山王川はかつて蛇行しており、大雨のたびに氾濫を繰り返していた。そこで1924年に沿川の住民で「耕地整理組合」を組織。山王橋〜星山橋の約4Kmを直線にする改修工事に着手し、25年に完成。今年7月10日に100年を迎えた。川岸にサクラが植樹され、地域では「山王川さくら通り」として親しまれている。
65年に二級河川に指定され県が管理。都市化の進展を見据え、67年から河口〜星山橋の約4Kmの護岸拡幅工事が行われ、富士見橋までの約2Kmの整備が終了、現在は富士見橋上流約200mの工事が進められている。
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