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公開日:2025.08.09

パン工房ジョイ
「みんなのパン」で全国へ
福祉施設対象のコンテスト

  • 大会に臨むメンバー

 生活介護施設「デイセンター永耕」(小田原市永塚)が運営する「パン工房ジョイ」が8月23日(土)、福祉施設の利用者と職員を対象にしたパンと菓子の全国コンテスト「第10回チャレンジドカップ2025」に出場する。

 ジョイは地元の味噌を使用した食パン「お味噌のパン」でパン部門に応募し、一次審査と二次審査を突破。全国から選出された8チームで競う決勝大会に挑む。

 2002年に「デイセンターのパン工房」としてオープン。地域に親しまれ、パン作りを楽しめる店となるようにと思いを込め、16年に改称した。「enjoy」(楽しむ)にちなんでいる。現在同センターの利用者10人が製造を担当、運営施設の給食などで提供するほか、同センターで毎週水曜日に販売している。

 利用者のアイデアを生かしてレシピを考案しており、「コーラあんぱん」や「ちくワニ」といったユニークな商品など、年間100種類近くを作っている。

 「お味噌のパン」は20年に商品化した食パンで、イベント時に販売。加藤兵太郎商店(扇町)の「いいちみそ」を使用し、豊かな香りでチーズやバターとの相性も良いという。今大会のテーマ「原点回帰」に合わせて”勝負パン”に選んだ理由について、生活支援員で製パン担当の三浦昌弘さんは「ほとんどの工程を利用者だけで作ることができる『みんなのパン』だから」と話す。

 10年以上パン作りに携わる高木麻衣さんと4年ほど担当する野嶋洋輝さんは、「みんなと一緒に優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。

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