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公開日:2025.09.13

旭丘高校
旭海雄関へ化粧まわし
同校出身、新十両昇進祝い

  • (左から)大島親方(元関脇・旭天鵬)、旭海雄関、水野理事長、岸田監督、生徒代表、堀内文兵学校長

 新名学園旭丘高校(水野浩理事長・学園長/小田原市)が9月5日、大相撲秋場所(初日9月14日(日))で新十両昇進を果たした同校相撲部出身の旭海雄関(25・大島部屋)を祝し、化粧まわしと明荷(あけに)の贈呈式を行った。同校から関取の誕生は2人目。

 旭海雄関は、2016年に同校留学第1期生として現在幕内の阿武剋関(阿武松部屋)とともにモンゴルから来日した。母国で半年ほどモンゴル相撲を経験したが、日本の相撲は初めて。当初は言葉や文化の違いにも戸惑いながらも、岸田光弘監督の指導のもと稽古に励んだ。

 全国高等学校相撲新人選手権大会で3位、モンゴル代表として出場した世界ジュニア相撲選手権大会団体戦で準優勝に貢献するなど力を付けた。日本体育大学に進学後も全日本選手権で8強入りなどの結果を残し、角界入りした。

 座右の銘は同校相撲部の部訓の一つ「感恩戴徳」と言い、「先生方をはじめ、いろいろな方に支えていただいた旭丘での3年間があったから今がある」と話す。

 初土俵は23年の九州場所。これまで負け越したのは1場所のみで、三段目では全勝優勝した。

 化粧まわしには小田原城と市の花である梅、同校の城内キャンパスが描かれ、青色は相模湾と故郷・モンゴルの空を表している。阿武剋関に贈ったものと同デザインだが旭海雄関の化粧まわしはしこ名の「海」にちなみ、少し濃い明るい青色になっている。

 同校内で行われた贈呈式で、在校生らの拍手に包まれ会場入りした旭海雄関。「九月(秋)場所でこの化粧まわしを付けて、母校を誇りに思いながら15日間戦いたい」と意気込んだ。

 水野理事長は「一番一番納得ができる相撲を」を目を細める。岸田監督は「本当にうれしい。応援してくださる方の思いを背負い、一枚一枚上を目指してほしい」と激励した。

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