戻る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 意見広告

公開日:2026.01.01

議会報告
命と暮らしを守る市政へ―医療・食・農業小田原を全国へ―
小田原市議会議員 城戸さわこ

 私は小田原市議会議員として当選以来、一般質問を通じて、市民の命、子どもたちの育ち、地域の自立と自由を守ることを軸に市政を問い続けてきました。医療、教育、食、農業、経済、環境、デジタル政策、公共施設など、暮らしに直結する分野を幅広く、継続して取り上げてきたことが私の議会活動の特徴です。

命を守る ― コロナワクチンをめぐる懸念と情報の透明性

 当選当初から、新型コロナワクチンを含む予防接種について、接種後の健康への影響や健康被害が生じた際の制度のあり方を一般質問で取り上げてきました。接種後に体調不良や後遺症を訴える声がある一方、国の予防接種健康被害救済制度は分かりにくく、申請の負担から断念する方もおります。最新の集計では、全国で約14500件が受理され、約13700件が審査、約9392件が認定され、そのうち死亡と認定された件数は1056人に上ります。これらは国が制度として認定した事例であり、深刻な影響を受けている方が多数存在する事実として重く受け止める必要があります。海外でも慎重な議論が続く中、私は接種を一律に推奨するのではなく、市民が正確な情報を知り、自ら判断できる環境を整えることが自治体の責任だと考え、問い続けてきました。

子どもを守る ― 学校給食は「無償化」よりも「質」

 学校給食についても繰り返し一般質問を行ってきました。給食は子どもの健康と成長を支える基盤であり、食育そのものです。特に問題提起してきたのが給食の質と喫食時間の短さで、配膳や片付けを含め、実際に食べている時間が5分であった学校もあります。急いでかき込む食事が、子どもの健康や心の安定につながるのか疑問を投げかけてきました。給食の無償化は重要かもしれませんが、それ以上に子どもの健康と成長に直結するからこそ、食材や調理法、食事環境といった「中身の質」を高めることが不可欠だと考えます。オーガニックに限らず、ミネラルなど微量栄養素の視点や他自治体の先進事例を示し、調味料や献立の改善、和食やだしを生かした調理を通じ、教育の一環として給食の質を高めるべきだと訴えています。

農業・経済・暮らしを支える視点

 農業については、食料危機や災害時の食料確保、米不足や流通不安を踏まえ、「農業は市民の命を支える基盤」との視点から一般質問を行ってきました。農業を中心とした循環型経済構想を提案し、生産・加工・販売・消費を市内で循環させる仕組みづくりを進めています。新たにキッチンカーステーション構想などを提案し、平時は販路拡大やにぎわいを、有事には温かい食事を迅速に届ける体制を整え、持続可能で災害に強い地域を目指します。あわせて中小企業や物価高、税の仕組みが市民や事業者に還元されているかという視点も重視し、地域内で支え合う経済構造の必要性を示してきました。

自由と安心 ― 見過ごされがちな分野にも光を

 マイナンバー制度や教育のデジタル化が進む中、利便性の裏で市民の自由や安心が置き去りにされていないかという視点から問いを重ねてきました。市民会館跡地、御幸の浜の施設、商店街、史跡、メガソーラーやPFASなどの環境問題についても、市の資産や政策が本当に市民の命と暮らしに寄与しているのかを検証しています。一般質問を通じて前向きな答弁もいただくことができました。国の動きを注視し、その背景と構造を理解したうえで、小田原独自の戦略を描くことが重要です。声を上げにくい人や将来に不安を感じる人、そして子どもたちのために、本質から目をそらさず、小田原ならではの道を切り拓く議論を続けてまいります。

城戸佐和子

神奈川県小田原市本町4-2-40

TEL:080-3528-1276

https://linktr.ee/simadasawako

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 意見広告の新着記事

小田原・箱根・湯河原・真鶴 意見広告の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS