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公開日:2026.01.01
国政報告
インフレを止め、人の暮らしといのちを取り戻すために、今年も全力投球!
衆議院議員 佐々木ナオミ
新しい年が明けました。
昨年は、新米国会議員として、慌ただしくあっという間に駆け抜けた一年でした。式典やイベントでお目にかかった皆様、朝の駅頭や街の中でのアピール活動でお声掛け頂いた皆様に励まされ、おかげさまで、充実した日々を送っています。
国政の方も、まさに怒涛のような一年でした。夏の参院選後3カ月経ってようやく開かれた臨時国会。経費の嵩むおこめ券から、積んで置くだけで500億の金利がかかる基金まで、水膨れした戦略性のない補正予算は、財源の6割が赤字国債。日本は、GDP比2・5倍という世界で最大の債務国(ちなみにアメリカは1・2倍)です。このままでは、さらに円への信頼を失わせ、円安インフレのさらなる悪化は避けられません。さらに、台湾有事に絡む踏み外し発言により、日中関係は無用に悪化。事業者の42%が「マイナスの影響を受ける」と答えています。
この30年、経済が成長しなかった一番の要因は、雇用の流動性という言葉の裏で、非正規雇用を安く使い倒し、労働分配率を下げたことです。その結果、個人消費を押し下げ、大企業は内部に数百兆円の資金を滞らせています。同期間に、ドイツ、フランスなどでは日本よりも労働生産性の上昇率は低かったのに、実質賃金は2割上がっています。
その差は、同一労働同一賃金や、今やっと手を付けられている下請法など、交渉力の弱い中小企業や非正規、フリーランスのために闘う政治が、残念ながら、弱すぎたのだと思います。上げられるはずだった2割もの賃金が失われれば、消費も子育ても息切れするのは当たり前です。
高額な政治資金を拠出してきた特定の大企業に忖度し、アベノミクスによる異常な金融緩和を妄信し、中小事業者への価格転嫁と労働者への賃上げという公正な分配に真面目に向き合わなかった歪んだ政治に決別し、今こそ、人の尊厳を守る社会構造を取り戻さねばなりません。
見せかけだけのバラマキや論点ずらしの定数削減など、身を切る改革と言いながら、この国の民主主義と国民の未来を切り刻む動きに惑わされず、人々の暮らしに安心と希望が持てる社会を作るためにも、今年も、皆様との対話を大事に、ブレることなく活動を進めてまいります。
佐々木ナオミ
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小田原市南鴨宮3-6-13 天野ビル1階西
TEL:0465-46-6831
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