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小田原・箱根・湯河原・真鶴 意見広告

公開日:2026.01.01

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稼ぐまちづくりを見据えた成長戦略
小田原市議会議員 宮原げんき

 物価高騰が続く昨今、市政運営においても支出は増えており、「稼ぐまちづくり」の考えによる財源確保が重要となっています。私は昨年末の12月定例会にて、この視点から市政を質しました。

行政の稼ぐちから「ネーミングライツ」

 ネーミングライツとは、企業が施設などの命名権を得て、その対価を支払う仕組みです。企業は認知度やブランドイメージ向上を図り、施設側は財源確保やサービス向上を図る、双方に効果が期待できる制度です。

 全国ではスポーツ・文化施設、更には歩道橋、公衆トイレに至るまで導入されていますが、本市では検討に至っていません。施設維持管理の負担軽減や、利用料の値上げ抑制の為にも、稼げる分野で「稼ぐ力」を高めるべきです。市職員もそのマインドを持って早期に進めるべきだと質し、市からはネーミングライツ導入を前向きに検討したいとの答弁を得ました。

工業地域の確保政策企業誘致の重要性

 また、税収増と雇用を生む「企業誘致」も重要な政策です。道路や水道等のインフラ整備から公共施設の維持管理まで、その原資は皆様の税金です。企業誘致により景気と雇用が上向き、税収が伸びる好循環こそが、公共サービスの向上に直結します。

 トヨタのお膝元、愛知県豊田市を見ると税収は凄まじく、公共サービスからインフラ整備まで手厚い環境が整っています。現在、小田原市への進出を希望する事業者は多いものの、用地のマッチングや規制・要件などを臨機応変に対応できない”お役所の課題”が現状にあります。南足柄市では産業用地の整備が進む中、本市ものんびりしてはいけません。

 市民の暮らしと安全を守るためには、節約だけでなく「稼ぐ戦略」を組み立てる必要があります。昨年末には、鬼柳桑原工業系保留区域のうち「鬼柳」は全地権者の合意がまとまりました。5ヘクタール以上のまとまった土地であれば、先行して市街化編入・工業団地整備が進められる市側の答弁もあり、水路の付け替えや環境配慮など検討課題はありますが、いよいよ整備が現実味を帯びてきました。

 今後も全市的な成長戦略を整え、国や県の協力・資金を確保しながら、未来へ投資して繋いでいくことが重要です。変化の激しい時代だからこそ、一歩先を見据え、アイデアを練って「稼ぐまちづくり」を考えていきたいと思います。

小田原市議会議員 宮原げんき

神奈川県小田原市鬼柳92

https://www.genkimiyahara.jp/

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