小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2026.10.03
箱根町観光協会 宿泊施設24者で食品残渣リサイクル実証実験
箱根町の宿泊施設から排出される食品残渣(ざんさ)のリサイクルに向け、箱根町観光協会(箱根DMO)と宿泊事業者などが取り組む実証実験が3年目を迎えた。今年度は対象地域を町内全域に拡大し、2028年度の本格運用を目指す。
食品リサイクルを手掛ける日本フードエコロジーセンター(相模原市)と連携し、町の可燃ごみの8割にあたる事業系ごみの半数を占める食品廃棄物を、豚の飼料として再利用する試み。将来的には飼育した豚を町内の宿泊施設で提供するなど、食の循環にもつなげたい考えだ。
箱根DMOでは、観光庁のモデル事業として2024年度から実証実験を始めた。今年度は町も参画して取り組みを拡大。湯本地区の12施設が協力した昨年度から事業者を2倍に増やし、地域も箱根全域に広げた。これまでの実証実験で課題となった狭あい道路での輸送体制については、各施設から小型車で回収した食品廃棄物を中継地点の町環境センターに保管し、大型車で運搬する。
9月18日に今年度の初会議が湯本富士屋ホテルで開かれ、宿泊事業者など約40人が参加した。箱根DMOの勝俣伸会長は「箱根全体で食品リサイクルに取り組み資源を循環させる仕組み作りが進めば、観光地としての価値や箱根ブランドの向上にもつながる」と期待を寄せた。
実証実験は12月の2週間ほどを予定。日本フードエコロジーセンターによると、昨年同時期の実証実験では約2・5tの食料廃棄物が集まり、約2・6t分の飼料が製造できたという。
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