陸上クラブ「明神クラブ」の監督を務める 杉山 享三さん 南足柄市在住 72歳
まずは競技の楽しさを
○…南足柄市を活動拠点とする陸上クラブ『明神クラブ』の代表として、これまで多くの選手を指導してきた。「好きなことは長続きする。まずは競技を楽しむことを覚えてほしい」と、陸上の楽しさを伝えることに重点を置き、”明るく、楽しく、元気にのびのび走る”をモットーとしている。
○…南足柄市の陸上競技協会の役員を務めていた昭和63年、全国小学生陸上競技大会の予選会の案内が送られてきたことをきっかけに、近所の子どもや役員の子どもたちを集め、明神クラブを発足。23年間にわたって選手の指導にあたってきた。「陸上競技の発展のため、これからも感謝の気持ちを持ってかかわり続けていきたい」。
○…「陸上競技に出会っていなかったらまったく違う人生になっていたはず」。伊豆半島の土肥に生まれ、夏にはホタルがたくさん飛び交う自然に囲まれ育った。中学時代、科学部に所属しながらも持ち前の俊足を活かし、陸上競技大会で活躍していたこともあり、高校進学とともに本格的に競技生活をスタート。高校3年の時には1500mでインターハイへも出場した。その後も富士フイルムの実業団チームを経て、定年後の現在でも現役アスリートとしてマスターズの大会へ出場している。
○…教養を身につけたいと、20歳の頃に始めたという茶道、華道をはじめ、囲碁や映画鑑賞など多趣味な一面を持つ。ホタルの研究は、全国ホタル研究会の会員になるほど。「人との出会い、縁を大切にしたい。あとは地域への感謝の気持ちも」と、暫金時隊、子育て支援サークルへの参加など活動の幅は広い。
○…今年も県の予選会に25人の小学生選手を送り出す。「指導者として、オリンピックに出場するような選手を育てたいという夢はあるが、まずは楽しくやることがすべての基本」と、これからも子どもたちへ陸上競技の楽しさ・素晴らしさを伝えていく。
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