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公開日:2012.03.03

大井町
メガソーラーの候補地に
下山田の町有地6.7ヘクタールが対象

  • 候補地に選ばれた大井町の町有地

 神奈川県が進めているメガソーラー(大規模太陽光発電所)誘致に係る基礎調査結果がこのほど発表され、大井町の下山田町有地(同町山田)が誘致先の一つに入っていることがわかった。



 メガソーラーの設置は県が昨秋に掲げた「かながわスマートエネルギー構想」の一環として進められているもの。県は市町から情報提供があった土地を中心に基礎調査を実施。県内の12カ所をリストアップした。



 大井町山田の土地は平成20年に東京航空計器(株)より寄付された町有地(6・7ヘクタール)で、南向きの傾斜地。土地提供の方法は貸付。敷地内の樹木及び廃屋(みかん小屋)は、町が伐採または撤去することも検討されている。



 県では今後、メガソーラーを設置し運用する民間事業者を募集していく予定で、土地所有者と土地の売却または貸付の条件等を調整した後、今月上旬から民間事業者からの申込みの受付を開始する予定。



 当該の土地に関しては町が平成22年度から土地利用に関する検討会を設け、地域住民の意見も取り入れた検討を進めてきた。また環境整備のため、非常勤の町職員により木々の伐採や不法投棄されていたゴミの片付けなどを行っていた。



 同町生活環境課の担当者は「再生可能エネルギーは全国的な課題。大井町としても行政の責任として県と協力して取り組んでいく必要がある」と話す。



 メガソーラーは1メガワット(1000キロワット)を超える電力を発電できる大規模な太陽光発電施設。県西地域では他に小田原市で1カ所、中井町で1カ所、湯河原町で2カ所が候補地として挙げられている。

 

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