南足柄市商工会の新会長に就任した 佐藤 修一さん 南足柄市竹松在住 57歳
まちおこしの鍵は”人”
○…先ごろ行われた南足柄市商工会の総代会で同会の4代目会長に就任した。「諸先輩方がいる中、責任ある役割を与えられたことを光栄に思う。任された以上、会員の皆さんにご協力頂きながら、商工業の活性化のために自分にできることは全力で進めていきたい」。同市観光協会や金太郎プロジェクト推進委員会などで様々な実績を残してきた手腕に期待がかかる。
○…かまぼこなどの練り物製品を扱う(有)佐藤修商店の代表取締役として多忙を極める傍ら、「観光客を増やすためには地域全体を売り出す必要がある」と、生まれ育った足柄地域の活性化を目指し、様々な手法を駆使したまちおこしを手がけてきた。B-1グランプリ参戦などを経て、全国区の知名度になった足柄まさカリーシリーズ、市民にお馴染みの”よいしょ君”や”キンタローマン”などの金太郎キャラクターなどの仕掛け人としても知られる。「アイデアだけでは物事は少しも進まない。継続的に活動してくれる仲間がいて初めて具体的な成果というものが出てくる。まちおこしの鍵は”人”なんです」。
○…興味があることはとりあえずやってみる好奇心旺盛な性格。世界大会への出場経験もあるスポーツカイトや、パラグライダーなど趣味も多彩。現在は金太郎ねぶたがきっかけで知り合ったお囃子の保存会「雅傳十會(がでんつなしかい)小田原支部」に通い、笛の練習に励んでいる。「うまい人の演奏は加減や調子など、とても奥が深い。金太郎まつりの本番までには他のメンバーと一緒に参加できる様がんばりたい」と、練習に熱が入る。
○…「商工会という地域で一番大きな経済団体が軸になり、他団体との協力体制ができれば、より強力なまちおこしが可能になる。その結果として地域が活気づけば、地元商工業が潤うことにつながるはず」と、”まちおこしの仕掛け人”が放つ、地元商工業の再生へ向けた次の一手に注目が集まっている。