中川温泉 ニホンリスが山里に 蒼の山荘・野鳥回廊
9月20日頃から山北町の中川温泉の旅館・蒼の山荘の敷地内にニホンリスが姿を見せ、宿泊客らの目を楽しませている。同旅館の主人、倉形興斉さんが撮影に成功したのは9月24日正午頃。館内から見える栗の木の枝の上で、栗の実らしい食べ物を口にしていたという。栗の木は樹齢15年で高さが約7m。倉形さんはリスを見るのは初めて。「最初はタイワンリスかニホンリスかわからなかったが、図鑑などを見てニホンリスだとわかった」と説明する。
倉形さんは西丹沢の山懐にある旅館の立地を活用し、敷地内に野鳥用の巣箱20カ所、餌台を6カ所に設置し、観察や写真撮影ができる”野鳥回廊”を整備している。「野鳥が増えるなかでリスも来るようになったのではないか。将来、フィールドミュージアムを目指していきたい」と話している。
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