川村小PTA 屋上に学校名を描く 災害時に備え、有志が制作
山北町立川村小学校(鈴木秀和校長、児童数422人)のB棟屋上に、大きな「川村小」の文字がお目見えした。文字の一つ一つは、一片が4mほどの緑の正方形に黄色の字で描かれており、災害時に上空から学校を識別しやすくするもの。
制作したのは同校PTA(高橋純子会長)の有志。
昨年8月ごろに6年生の保護者の中から声が挙がったことがきっかけになったという。秋口には高橋会長が同校PTA運営委員会に報告し、学校や町教育委員会などと調整を図りながら実現に向けて進めてきた。
字を描く作業は好天が続いた2月に実施された。屋上の黒く汚れていたカ所を清掃し下地を整えることから始め、最初に緑色の塗料で3つの正方形を作った。文字は黄色を選び、書体はパソコンの文字を参考にしてわかりやすいゴシック体にした。文字に碁盤の目を載せる形で見本を作り、屋上の字も碁盤の目をチョークで書き、同じ比率で文字を描いていった。
高橋会長は「子ども達の卒業に合わせてPTAでも何か地域貢献ができないだろうかと考え、有志により屋上に学校名を描くことができた。災害がないことを願っているが、これで万が一の時に上空のヘリコプターや飛行機から目視で学校の所在地を確認してもらえる」と述べ、「足柄上郡では初めてだと思うが、将来、上郡全ての小・中学に広域避難所としてひと目でわかるよう防災建家の位置づけで文字を描いてもらうことを願っている」と期待した。作成のノウハウも広めていきたいという。同校の内田明美教頭は「小学校は災害時の地域防災の拠点で広域避難所になっている。PTAで取り組んでいただいたことはとてもありがたい」と話した。
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