JAかながわ西湘 エネルギー事業で新体制 燃料部門を単独子会社化
JAかながわ西湘(吉田光男代表理事組合長)が4月1日、同JAのエネルギー事業を専門的に行う新子会社「JAかながわ西湘エネルギー(株)」を設立し、関係者らを招いて事務所開きを挙行した。
今回発足した「JAかながわ西湘エネルギー(株)」(本社=開成町吉田島2000番地)は、同JA管内3つの給油所や配送による石油製品販売、プロパンガス販売、ガスコンロ・ガス器具等の販売を行うほか、将来的には太陽光発電の設計施工・販売など電気エネルギー事業への取り組みも視野に入れている。資本金は1億円。事業規模は2013年度で売上高17億5千万円を見込んでいる。同JAの100%出資子会社としては葬祭部門の「JAかながわ西湘葬祭(株)」、不動産部門の「JAかながわ西湘不動産(株)」に続き3社目。代表取締役には吉田組合長が就任。取締役を佐藤徳喜専務理事、安藤俊之常務理事、沼田照義常務理事が務め、従業員数は21人で営業開始する。JAのエネルギー関連部門が単独で子会社化されるのは県内では初めて。同時期にJAいせはらとJA相模原市でもエネルギー部門の再編が行われている。
吉田社長は「経済事業改革の1つとして2009年から検討を進めてきた。これまで『農協の中の燃料部門』として取り組んできた活動を子会社化を契機に、より従業員の専門性を高め、これまで以上に組合員への還元ができるようにしたい。ガソリンスタンド経営の専門業者としても、競合他社との厳しい競合に対応していくために一般の利用者へのサービス向上を図り、より多くの方に利用してもらう必要もある。今後も皆さんのご支援・ご指導を賜りたい」と述べた。
同社の柳川博文支配人は「危険物を扱う特殊性から、より高度な専門性が求められている。プロパン・燃料事業を組合から分離独立し、子会社化することで、利用者サービスの向上などが図られ、売価競争への対応や法定資格者・専門技能者の配置増員も可能になります。今後も社員一同新たな気持ちで事業を進めて参りますので、皆様のご利用をお願いします」と話した。
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